「城下橋」は、なぜ「城下」なのか?

2023年1月19日 18時59分
校外

3年生選択生、今日はフィールドワークに出かけています。

学校から自転車をこぐこと数分。「近所の山」と言えばそれまでですが…

落ち葉があるからとはいえ、そのほうきでこの量の落ち葉には焼け石に水では?

この山の名前は「郷山」。国領川沿い、ハローズの交差点のとこのアレです。

この山は戦国時代に「岡崎城」というお城があった、立派な城跡なのです。

ここのお城の特徴は、お城を囲むようなお堀ではなくて、「竪堀(たてぼり)」という、斜面に対して上下方向に掘られたお堀があったというところ。

城に攻め込む敵はそのお堀を通るしかなく、必然的に敵の進入路を限定できたということなんですね。

想像できない人は、ヤンキー漫画で主人公が大勢の敵を相手にするときに、電車内のドア付近で構え、敵ヤンキーを一方向からの攻撃に絞って戦っているシーンを想像してもらうといいです。

え?わかりにくい?「今日から俺は!」にそんなシーンがあったと思うんですが…

というわけで、お城のふもとにあった橋だから「城下橋」って名前なんです。

ちなみに新居浜市内には「金子山城」「生子山城」などもあったそうですが。そちらは授業内で行ける距離…ではないですね。