人権・同和教育講演会
2025年1月23日 19時19分1月22日(水)の5・6時間目に、
1・2年生は体育館にて人権・同和教育講演会を聴講しました。
講師の先生は、「一般社団法人 地球の上に生きる 代表理事」である中矢 匡さんで、
演題は「地球の上に生きる」です。
20歳から旅を始め、これまでに80の国や地域を渡り歩かれています。
地元松山で15年の公立中学校教員の経歴をもつ中矢さんは話術も巧みで、
皆いつの間にか話の中に引き込まれていました。
まだ知らない、自分とは異なる価値観や背景をもった人々との出会いを求めて
世界中を旅されている中矢から、民族衣装を纏って写真や動画を交えつつ、
様々な人々との印象的な出会いや、自分の人生観を左右するような出来事のお話をお聞きしました。
その日を生きることに必死である人々、年老いて訪れる死の時を静かに川辺で待つ人々、
紛争地域で明日をも知れぬ中、日常生活を送る子どもたちの話等、本当に心に迫るものばかりでした。
中矢さんの講演を通して、国際理解や人権について、人としての生き方や在り方、
命の重みや平和の有り難さを改めて深く考えさせられました。ただ生きている、
それだけで本当に素晴らしい、有り難いことなのだと。
それは決して当たり前のことではないのだということを。
講演会の後、人権委員との座談会も開催しました。
講演の話やご自身の体験談、価値観を掘り下げて聞くことができました。
また、2月にある人権委員会活動報告の場面で学校全体にもお伝えします。
ウクライナの子どもたちに玩具を送る活動資金への協力として、
皆さんから事前に御協力いただいた募金は、座談会の席で中矢さんにお渡ししました。
また、中矢さんから寄贈いただいた著書「地球の上に生きるー80カ国で出会った人々―」は、
この後図書館に置いてもらいますので、是非皆さんも手に取って、未知の世界への扉を開けてください。